(挙 手 全 員)
○
委員長 挙手全員であります。よって議案第45号
海老名市
住民基本台帳カードの
利用に関する
条例及び
海老名市
個人番号カードの
利用に関する
条例を
廃止する等の
条例の制定については原案のとおり可決されました。
次に、日程第2 議案第46号
海老名市
手数料条例の一部改正についてを議題といたします。
理事兼
財務部長の説明を求めます。
◎理事兼
財務部長 それでは、議案第46号
海老名市
手数料条例の一部改正についてご説明申し上げます。
議案書11ページをご覧いただきたいと存じます。改正内容についてご説明いたします。
海老名市
手数料条例第2条第1項第1号、同項第4号ア及び同項第5号アにおいて
自動交付機での各種証明の
交付に関する規定を定めておりますが、令和3年2月28日の
リース期間満了をもって
自動交付機を
廃止するため、規定を削るものでございます。
次に、同項第6号において
市民カードの再
交付に関する規定を定めておりますが、
自動交付機の
廃止に伴い、
市民カードについては今後再
交付手続を
廃止するため、規定を削るものでございます。
次に、同項第23号において行政手続における特定の個人を識別するための番号の
利用等に関する法律第7条第1項に規定する通知
カードの再
交付に関する規定を定めておりますが、法律の一部改正により通知
カードが
廃止されたことから、規定を削るものでございます。
次に、同条第2項において証明
手数料1件当たりの証明内容に関する規定を定めておりますが、固定資産に関連する
証明書発行システムが市独自のホストコンピューターから全国共通の標準
システムへ移行することに伴い、1件当たりの証明内容を改めたいものでございます。
最後に、附則でございますが、第2条第1項第23号の改正規定については公布の日から、第2条第2項の改正規定については令和3年1月1日から、それ以外の規定については令和3年3月1日から施行いたしたいものでございます。
よろしくご審議いただき、ご決定賜りますようお願い申し上げまして説明とさせていただきます。
○
委員長 説明が終わりました。
これより質疑に入ります。質疑のある方はどうぞ。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○
委員長 質疑もないようですので、質疑を終結したいと思いますが、これにご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○
委員長 ご異議なしと認めます。よって質疑を終結いたします。
次に、本案に対する意見がありましたらどうぞ。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○
委員長 意見もなければ意見を終結したいと思いますが、これにご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○
委員長 ご異議なしと認めます。よって意見を終結いたします。
これより議案第46号を採決いたします。本案を原案のとおり決するに賛成の方の挙手を求めます。
(挙 手 全 員)
○
委員長 挙手全員であります。よって議案第46号
海老名市
手数料条例の一部改正については原案のとおり可決されました。
次に、日程第3 議案第47号
指定管理者の指定の期間の変更について(
海老名市
文化会館)、日程第4 議案第48号
指定管理者の指定の期間の変更について(
海老名運動公園・
北部公園・
中野公園・
スポーツ施設)、以上2案を一括議題といたします。
なお、審査の進め方については、説明終了後、2案の一括質疑、次に意見、その後、議案ごとの採決の順で進めますのでご了承願います。
市民協働部長の説明を求めます。
◎
市民協働部長 それでは、議案第47号
指定管理者の指定の期間の変更について(
海老名市
文化会館)及び議案第48号
指定管理者の指定の期間の変更について(
海老名運動公園・
北部公園・
中野公園・
スポーツ施設)について一括してご説明申し上げます。
議案書は13ページから18ページ、
概要資料につきましては10ページ及び11ページになります。
提案理由につきましては本
会議場で市長より申し上げたとおりでございます。
現在、
指定管理者制度を導入し、管理、運営を行っております
海老名市
文化会館及び
海老名運動公園、
北部公園、
中野公園、
スポーツ施設については、指定期間の満了が近づいておりまして、通常では今年度中に次期
指定管理者の選定事務を進める予定でございましたが、
新型コロナウイルス感染症拡大の影響によりまして、今後の
状況が不確定な中、適正な選定業務を行うことが難しいため、現
指定管理者の指定期間を1年延長したいものでございます。詳細につきまして
文化スポーツ課長からご説明申し上げます。
◎
文化スポーツ課長 議案第47号及び議案第48号について御説明申し上げます。内容が重複しておりますことから、一括して御説明させていただきます。また、説明に際しまして、議案のそれぞれのページをご覧いただくことになります。その点については御容赦いただきたいと存じます。
議案書につきましては、
海老名市
文化会館に係るものが
議案書13ページから15ページまで、
海老名運動公園、
北部公園、
中野公園、
スポーツ施設に係るものが
議案書16ページから18ページまでとなっております。
市民協働部長が申し上げましたとおり、
海老名市
文化会館と
海老名運動公園、
北部公園及び
中野公園並びに
海老名市立
スポーツ施設は、それぞれ
指定管理者制度の導入による管理、運営を平成18年度から行っております。それぞれの施設とも現行の指定期間は令和3年3月31日までとなっていることから、次期
指定管理者の選定事務を今年度中に実施する予定でおりました。しかし、
新型コロナウイルス感染症拡大の影響により、今後の
状況が不確定な中、感染症対策費用等の算定や適正な指定管理料の積算が困難であること、現在の
状況下で公募を行おうとする場合、応募する業者が少ないことが想定され、現
指定管理者有利となりかねず、適正な選定と言えない懸念があることなどから、現在の
指定管理者の指定期間の変更を行いたいものでございます。
それでは初めに、議案第47号の内容について、資料に沿って御説明いたします。
議案書14ページ、
概要資料10ページをご覧いただきたいと存じます。
管理を行わせる公の施設の名称及び位置でございます。名称は
海老名市
文化会館、位置は
海老名市めぐみ町6番1号ほか1か所の計2施設でございます。
次に、
指定管理者となる団体の名称は、現在の
指定管理者であります横浜メディアアド・相鉄・神奈川共立共同事業体でございます。共同事業体といたしましては、株式会社横浜メディアアド代表取締役社長、三浦彰久を代表者とし、それぞれ相鉄企業株式会社、株式会社神奈川共立を構成員としているものでございます。
指定管理者となる団体の住所は、横浜市神奈川区栄町5番地1ほか2か所でございます。
指定の期間の変更は「平成28年4月1日から平成33年3月31日まで」の指定期間としていたものを「平成28年4月1日から令和4年3月31日まで」に変更するものでございます。
引き続きまして、議案第48号の内容について御説明いたします。
議案書17ページ、
概要資料11ページをご覧いただきたいと存じます。
管理を行わせる公の施設の名称及び位置でございます。名称は
海老名運動公園、位置は
海老名市社家4,032番地の1ほか5か所の計6施設でございます。
次に、
指定管理者となる団体の名称は、現在の
指定管理者であります相鉄・コナミスポーツ・日比谷花壇共同企業体でございます。共同企業体といたしましては、相鉄企業株式会社代表取締役、佐武宏を代表者とし、それぞれコナミスポーツ株式会社、株式会社日比谷花壇を構成員としているものでございます。
指定管理者となる団体の住所は、横浜市西区北幸二丁目9番14号ほか2か所でございます。
指定の期間の変更は「平成28年4月1日から平成33年3月31日まで」の指定期間としていたものを「平成28年4月1日から令和4年3月31日まで」に変更するものでございます。
なお、
議案書15ページ及び18ページにはそれぞれの議案に係る参考資料を付記させていただいておりますので、後ほど御高覧いただきたいと存じます。
以上、大変雑駁な説明でございますが、よろしく御審議いただき、御決定賜りますようお願い申し上げまして説明とさせていただきます。
○
委員長 説明が終わりました。
これより質疑に入ります。質疑のある方はどうぞ。
◆森下賢人
委員 質疑いたします。
指定管理者の指定の期間の変更についてということで
議案書に参考資料が載っています。指定の期間を変更したい理由ということで(1)と(2)とありますけれども、このことによって、限定的に1年間、期間延長されるということなのですけれども、(2)の「現在の
状況下で公募を行おうとする場合、応募する業者が少ないことが想定され、現
指定管理者有利となりかねず、適正な選定といえない懸念がある」とありますけれども、これはこの
状況下でなくても、万事そうなのではないかと思うのです。そうである中、今度は(1)の「適正な指定管理料の積算が困難である」、今後の施設の
利用状況が分からないということだと思うのですけれども、そうすると、1年延長したことによっても、この
状況がもうちょっと続くのであれば、また1年延長だとか再公募ができない
状況というのはあり得るのかなという気がするのです。それについては、次の1年後に更新するための十分な準備期間が必要になってくるのかなという気がするのです。そのことについては1年後のことはどうしようと思っておられるのか、それとその準備期間についてはかなり時間的余裕を持って準備されていくのか、聞きたいです。
◎
文化スポーツ課長 本年度6月の
総務常任委員会の報告の時点まで、森下賢人
委員からもご心配の声をいただきましたけれども、私どもとしては公募と期間の延長の双方を検討してきた中でありまして、公募もある程度準備はしてきている
状況にあります。その点でいえば、今回の延長によりまして、指定管理の業務の内容ですとか、コロナに対応する対策ですとかは、検討する期間として十分設けられると認識しておりますので、今の時点で再延長という形は考えておりませんし、来年公募をする考えでございます。
◆
藤澤菊枝 委員 森下賢人
委員と重複すると思うのですが、指定管理期間の延長については十分に理解するところではございますが、期間延長に伴うメリットやデメリットがもしあれば、もう少し詳しく聞けたらと思いますので、よろしくお願いします。
◎
文化スポーツ課長 期間延長を行うことの最大のメリットは、先の見えない現在の不安な
状況の中で、施設運営やコロナ対策においても安定した
サービスの提供が担保されることだと認識しております。また、
新型コロナウイルス感染症の影響は、
指定管理者共同事業体構成企業にとっても、今年度4月、5月と臨時休館をしていること、6月以降の公共施設を段階的に開館した現在も、各施設において、自主事業の中止であったり、
利用制限の設定がある関係で、その規模に関しては甚大だと思慮しております。本議案を承認いただければ、変更協定締結後に、今年度4月以降に
指定管理者の共同事業体等が企画をしていた、臨時休館に伴ってやむなく中止せざるを得なかった自主事業の振替開催であったり、様々な検討が可能になると考えております。デメリットといたしましては、施設運営が硬直化すること、来年度の市制50周年に向けた新たな提案などを比較検討する機会が減ることが考えられます。
ただ、延長は、
先ほど申し上げたとおり1年のみであり、現在の不安定な
状況では、運営の硬直化より安定化のメリットのほうが大きいこと、市制50周年についても、当初提案にない新たな提案を各施設
指定管理者共同事業体と双方でできる範囲での検討、協議を行うことができると考えております。
◆
藤澤菊枝 委員 確かに今年度は、現在の
指定管理者にとっても思うような事業展開ができず、1年延長されることで双方のメリットも大きいと思っております。
ただ、通常の事業に加えて、50周年事業や今年度見送った事業まで実施することは、スケジュールや予算的に難しくなるのではないかと思うのでございますが、もしよかったら所管部署の見解をお聞かせ願えたらと思います。
◎
文化スポーツ課長 藤澤菊枝委員おっしゃられるとおり、スケジュールの調整は難しくなると思っております。
ただ、
先ほど申し上げましたやむなく中止をした事業の精査であったり、効果的な事業の統合の検討によって充実した事業展開が図られるものと期待しております。また、予算につきましても、収益性のある自主事業の展開が図れることが
指定管理者制度のメリットでもありますので、そのメリットを活用した本来の企業努力にも期待しているところでございます。
◆
藤澤菊枝 委員 新型コロナウイルス感染症の影響も大きく、運営上の課題も多いと思いますが、
市民にとって
利用しやすい、また、参加しやすい施設や事業の運営を図るとともに、来年が市制50周年であることも考慮いただいて、新たな提案のご検討をお願いいたします。要望とさせていただきます。
ありがとうございました。
◆
倉橋正美 委員 今の答弁を聞いていて、これは議案第47号も議案第48号も多分共通だと思うのですけれども、今年度予定していたいろいろな事業を、コロナの関係で次年度にスライドさせる可能性も十分にあるよということになってくると、こういった施設ですから、
市民団体の
皆さんも様々使う予定で年間行事を組んでいらっしゃる。今年度できなかったということは、民間団体もできなかったわけです。休館だったりとか、そういう状態が続いていたわけだから。もちろん来年度1年間延長するのは構わないのですけれども、
指定管理者側も自主事業を来年度にスライドさせるという形になってくると、通年やっていることにプラスアルファになる可能性もあるし、そうなってくると、今現在使用している
文化会館、議案第48号の体育館関係も含めて、民間団体の人たちにしわ寄せが、使用できる日数が狭まってしまうのではないかという懸念があるのだけれども、その辺のところは、逆に言うと、これから1年間延長するに当たっての話の中で、当然行政として
指定管理者にそういうことがないようにということで、決して自主事業最優先ではなくて、
市民の
利用が最優先なのだということを十分含めた中での1年間延長という形にしていただかないと、しわ寄せが
市民団体にいかないようにということは思うのですけれども、その辺についてはどのように考えていますか。
◎
文化スポーツ課長 倉橋正美委員おっしゃられるとおり、懸念材料としてはあるのですが、ただ、私どもとしても、今年やむなく中止になったものをそのまま延ばせという
指定管理者との協議をするつもりはございません。当然、
倉橋正美委員おっしゃったとおり、
市民団体の
利用も考えてということもありますし、費用的な部分でも、今年できなかったから、じゃ、それを来年に回すかということでいえば、
指定管理者もこのような
状況の中でそのままできるとも思っていないと思っておりますし、
基本的には指定管理期間の変更に伴って、まだまだ協議を詰めなければいけない部分も残っておりますので、それについては、
指定管理者と協議をしっかりした上で期間の変更に移っていきたいと思っております。
以上でございます。
◆
倉橋正美 委員 ぜひそういう形でしっかり協議を進めていただきたいなと思いますし、1年間延長ということは当然委託料も1年分延びるわけです。ここで一旦5年間の精算をした上で、1年延長なのか、それとも、単純にここまでの委託料を割る5にして、1年分としてプラスしてやるのかというところでも大きく変わってくると思うし、その中でやろうと思っていた事業ができなくなったということは減額対象になるのか。いやいや、それは減額対象でなくて、指定管理料としてはもう決まりですよという形になるのか。金銭的な負担の応分、その辺も含めた中での1年間延長を協議してほしいなと思います。あくまでも
市民の税金を使っての委託料になりますから、事業内容も含めて、金銭的な負担割合も含めた中での協議を
指定管理者団体としっかりして、1年延長していただくというのが適切だと思いますけれども、そういったことも含めた話し合いをきちんとした上で1年間延長していただきたいと要望しておきます。
◆
相原志穂 委員 今、各
委員からお話がいろいろ出ていて、そこに共通する質疑なのですけれども、本議案の議決後に変更協定締結に向けて本格的に協議されると思うのですけれども、話し合いとか調整というのはもう始まっていると思うのです。それぞれの
指定管理者共同企業体から課題とか、どんなものが投げられているのか、教えていただければと思います。
◎
文化スポーツ課長 前回定例会の常任
委員会の報告の際、森下賢人
委員からもご心配の質疑をいただきました。あの時点では、市としての方針を検討する中で、公募か、もしくは期間の変更、いずれにしても対応する考えをお持ちであるという代表企業の意向を中心に答弁させていただいております。その後、
相原志穂委員がおっしゃられるとおり、それぞれの
指定管理者共同企業体等の代表企業を中心に、構成企業ともこの件に関しまして継続的な協議を行っておるところでございます。具体的な協議については平成27年度の公募時の提案内容を
基本といたしまして、提案内容の具現化であったり、管理運営
状況、あるいは
利用者の推移、今後の経済情勢、特には
新型コロナウイルス感染症への継続した対応などを中心に協議をしている中で、平成27年度提案時の想定を超える推移をしております最低賃金でありますとか、施設改修に伴って新たな施設維持管理への対応、引き続く
新型コロナウイルス感染症対策、併せて、
利用者制限、
利用者減少による
利用料収入の減などが主に
指定管理者側から課題としては挙げられてきております。
現在の情勢下において、相対的には費用の工面が課題になっていると認識しております。この課題については、受託者である
指定管理者共同企業体等の各社、また、私ども当市としても経済情勢を含めて共通の悩みでありますので、そこはお互い工夫をしながら、引き続き検討していきたいと思っているところでございます。
いずれにしても、先の見えない現在の不安な
状況の中で、施設運営やコロナ対策においても安定した
サービスの提供を担保して、収益性のある自主事業の展開が図れる
指定管理者制度のメリットを十分活用しながら、各施設のお客様の
利用環境の低減とならないように課題解消に向けて引き続き議論してまいりたいと考えております。
◆
相原志穂 委員 コロナ禍での調整は想定外になるものも本当にあると思うのです。今おっしゃっていたように、事業者のスタッフには非正規の方もきっと多いと思いますので、まずはその方々に不利益にならないようにしていただきたいなと思いますし、
利用者が確かにすごく減っていると思うのです。プールとか
文化会館もそうですけれども、
利用制限も入っていますから、この
状況で
利用者をどのように増やしていくかというところも影響が大きいのかなと思います。その点に関して、現段階で何か検討しているものがあれば教えてください。
◎
文化スポーツ課長 現時点で、市として、現状からの
利用者の増加を目指して方針を打ち出すのはかなり厳しいのかなと思っております。
新型コロナウイルス感染症対策については当面講じていかなければいけないと思っておりますし、感染者数の推移、国、県におけるイベント開催基準等の見直しなどについても注視していきたいと思っております。
相原志穂委員がおっしゃられたとおり、建物の構造上であったり
利用範囲。例えば
文化会館の大ホールだったり、体育館、屋外の施設などでは広いスペースがあって、
利用者を増加させて
利用させることは可能になっているのですけれども、一方で、併設されて、同時に使わなければいけない施設として密をつくりやすい施設がございます。更衣室であったり、
文化会館でいう控室、
利用者が使うトイレなども
利用環境の一環になりますので、これらのコロナ対策を考えた上で
利用者数を制限せざるを得ない
状況も続いているところですけれども、公演や大会も徐々に開かれておりますし、国や県のイベント開催基準だけをクリアすればコロナが万全かということも少しございますので、
利用者数を現状より増加させる手法、方策については、
先ほどの指定の期間の変更に併せて、
指定管理者とも十分お互い知恵を出し合って、引き続き検討してまいりたいと思っております。
◆
相原志穂 委員 ありがとうございます。更衣室がクラスターを生むのではないかという話も出ていましたので、施設
利用に関しては
利用者の安全・安心が本当に第一ですから、それを保持しつつ、
利用者を増加させる方策の検討は結構難しいのかなと思います。
指定管理者との引き続きの連携と双方の検討した内容の具体化をお願いします。
◆
田中ひろこ 委員 コナミスポーツなのですけれども、コナミはコロナ休業期間に非正規職員の休業補償をしないことが報道されて、報道後に方向転換して休業補償することになったことが明らかになっているのですけれども、ほかの指定管理事業者の中でそういうことがあったかどうか。把握している範囲で結構なので教えてください。
◎
文化スポーツ課長 私どもで所管している施設の中では、コナミスポーツ以外はそういった課題はなかったと思っております。
◆
田中ひろこ 委員 そのときも市が積極的に雇用維持を働きかけた、協議を開いて、すごく対応していただいたことは本当に評価しています。それは6月の一般質問でもお聞きしました。
ただ、この場合は非正規雇用者ですよね。訴えなかったら問題は発覚していなくて、泣き寝入りしていたかもしれなかったわけです。私の近所というか、
市民の方でも、そういうパートで働いている方というのは、本当にお金が出るのということさえも聞けないのですって。すごく切ないですよ。聞くこともできないという立場の話を聞いたときに、これは働く人にとって大事なことなのだと思いました。今後も休館というのはあり得るわけではないですか。これからウィズコロナの時代なので、そのときに
指定管理者の雇用責任についてどうやって対処していこうと考えておられるのか。6月の一般質問で緊急時の業務の明確化とか、雇用の維持を義務づけるような
指定管理者のガイドラインを見直すことについても質問されていたと思うのですけれども、そのようなことについてどのように考えていられるのか、お聞きします。
◎
文化スポーツ課長 現在の
指定管理者からは、お互いで取り交わしております協定書。公募時の共同企業体からの提案書を含めて
基本協定書類として取り扱わせていただいております。その中には、共同企業体全3社の労働分野の質問回答書が含まれております。それらには、労働分野におけるコンプライアンスと労使トラブルの解決の大きく2つに関わる
基本方針と実現方法が記載されておりまして、各社とも労働三法や関連法規の遵守の徹底は記載されております。そのため、6月の一般質問で市長が答弁したように、協定書に雇用の確保という点では示しているという認識を持っております。
ただ、
田中ひろこ委員からご指摘ありましたとおり、今回のコロナに対する対応に関して、共同企業体3社で労働法に関わる法的解釈に誤差が生まれました。このようなことは起こってはならないことだと認識しております。特に今回の
新型コロナウイルス感染症に係る対応といたしましては、私ども市も、
指定管理者とも初めての事案で、不可抗力に関する事項の発生時の対応だったり、費用負担だったりという課題に対して、全て当初から共通の認識を持っていたとは言えない
状況であったために、6月の議会でも申し上げましたとおり呼び出しをしてということもありましたし、都度協議してまいりました。
ただ、今回変更協定を締結いたしますので、今議案に係る決定をいただければ、今回の
指定管理者における非正規従業員の雇い止めや休業補償に係る対応の法的解釈に差異が出たことを検討材料といたしまして、市と
指定管理者がお互い共通の認識を持てるように、不可抗力に関する事項の課題対応について豊富化して協議をして、打合せ記録簿によってそれらを両者で確認した上で、変更協定を締結する準備を進めてまいりたいと考えております。
◆
田中ひろこ 委員 これから丁寧に対処するということで、説明を伺いました。
最後にお聞きしたいのですけれども、雇用を守ろうとしている市のご努力、本当によくやってくださっているなとは思うのですけれども、市は雇用を守ろうとしなかったコナミを問題ないと判断しているのかどうか。さっき
文化スポーツ課長は解釈の違いというのは問題があるとおっしゃっていましたけれども、全体としては問題ないと考えていらっしゃるのかどうか、それだけお聞きしたいと思います。
◎
文化スポーツ課長 コナミが当初休館した時点で休業補償を出さないと言った理由は、コロナウイルスはコナミだけのせいではないという認識の下でそういう解釈をしているということでございました。
ただ、
田中ひろこ委員おっしゃられるとおり、私どもも「市長への手紙」等でいろいろなご意見をいただきましたし、一方で言えば、ある方がユニオンショップに行かれて、労働組合を通して抗議したことによって解決に向かった動きがあったということですので。ただ、今回、協議途中で方針転換があったことについては、私どもとしてもコナミにはどういうことで方針が変わったのかは確認させていただいた上で、二度とこのようなことがないように十分な協議をしましょうというお話をさせていただいているところでございます。
◆
田中ひろこ 委員 コナミがどういうことで方針転換されたか、確認されたと言うのですけれども、もう少し説明いただけますか。
◎
文化スポーツ課長 コナミ自身からそういうことを聴いたわけではないですけれども、
田中ひろこ委員がおっしゃられたとおり、私どもに「市長への手紙」等でご意見いただきましたこともありましたし、どなたかがユニオンショップに駆け込まれて、それを課題にして、報道が多くあったことに対してコナミが方針を変えられたのだと認識しておるところでございます。
◆
田中ひろこ 委員 報道によって認識を変えられたのか、それとも、考え方として労働法の解釈が違っていたとコナミが考えたのかというところはすごく大きな違いだと思うのです。
以上で質疑を終わります。
○
委員長 ほかに。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○
委員長 ほかに質疑もないようですので、質疑を終結したいと思いますが、これにご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○
委員長 ご異議なしと認めます。よって質疑を終結いたします。
次に、本2案に対する意見がありましたらどうぞ。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○
委員長 意見もなければ意見を終結したいと思いますが、これにご異議ありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○
委員長 ご異議なしと認めます。よって意見を終結いたします。
これより議案第47号を採決いたします。本案を原案のとおり決するに賛成の方の挙手を求めます。
(挙 手 多 数)
○
委員長 挙手多数であります。よって議案第47号
指定管理者の指定の期間の変更について(
海老名市
文化会館)は原案のとおり可決されました。
次に、議案第48号を採決いたします。本案を原案のとおり決するに賛成の方の挙手を求めます。
(挙 手 多 数)
○
委員長 挙手多数であります。よって議案第48号
指定管理者の指定の期間の変更について(
海老名運動公園・
北部公園・
中野公園・
スポーツ施設)は原案のとおり可決されました。
お諮りいたします。日程第1から日程第4までの
委員会審査報告書の案文につきましては正副
委員長にご一任願いたいと思いますが、これにご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)